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大和田 謙
Spectrochimica Acta, Part A, 37(6), p.381 - 384, 1981/00
直接3原子分子(A-C-B)に2次の摂動論を応用して、結合-結合相互作用の力の定数(k)を次式のように導いた。 k={2ZZ/Ro(AB)}(1-f)・ ここにZ,Zは核電荷、Ro(AB)は平衡核間距離、fは核間距離の微小変位に追随する電子雲の緩和による遮蔽係数である。上式を多くの3原子分子を用いて評価した結果、電子非局在分子における結合-結合相互作用の力の定数の推定には極めて有効であるが、電子局在分子に対しては、さらに改良の必要があるとの結論を得た。
大和田 謙
Spectrochimica Acta, Part A, 34(2), p.147 - 152, 1978/02
本論分は分子の結合-結合相互作用の力の定数を結合の共鳴積分エネルギーの変化と結合電子密度の変化に関係づけたものである。これらの関係を簡単な三原子分子へ応用すると、非局在結合分子の相互作用の力の定数は比較的大きい正の値をとり、逆に局在結合分子の力の定数は負の値をとることが結論できる。したがって、相互作用の力の定数は分子中の結合電子の局在性あるいは非局在性を知るうえで重要な判定基準になるものと思われる。